2016年12月26日

感謝の心

 言葉が確実に心に響いて、ハッと何かに気がつく。その経験の話です。

 2016年仕事始めの日の朝、サロンで準備したくじをこっそり、私も引いたのです。
 私に当たった言葉は、
「幸せ豊かさは己の心の中にあり」。

 なんとなく読んでしまえば、なるほどな、で終わってしまう言葉です。同じようなことをいろんな方がおっしゃるのをテレビで聞いたり、インターネットで読んだりもしています。

 でも、私がくじを見た瞬間は、
「そうだよなあ、そう考えればいいんだよなあ」
と、なぜかその言葉が心の中にしっくり落ち着きました。
 この言葉は、逆の言い方をすれば、
「今ある幸せに気づかなければ、いつまでたっても幸せになれない」
 ということかもしれません。
 くじの言葉を見たときわたしは、自分に対してそういうことを言われているのだと思いました。

 一年間、せつない気持ちになるたびに、この言葉をつぶやくと、すーっと不安が消えていく、そんなことが何度もありました。毎日つぶやいているうちに、一つの発見にたどりつきました。
「幸せとは感謝なんだなあ」。

 ことしも無事に年末を迎えることができました。
 一年間ありがとうございました。

 2017年も皆様にとって、よい年でありますよう、心からお祈りいたします。

南田
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2016年11月05日

 弟が一人います。近県に住んでいるのですが、正月にしか帰ってきません。
 あまり頻繁に連絡を取る間柄でもないのですが、思い切って頼みごとをしてみました。

 母の誕生日に家の修理をしに来て欲しい。二人で(お嫁さんも)いっしょに来てね。
 リクエストしたのはトイレの補修でしたが、「義妹もいっしょに」とリクエストしたのは大正解でした。バースデーケーキを買ってきてくれました。

 水道管が古くなっていたので、思ったよりも大変な作業になってしまいました。
 途中、部品をホームセンターまで調達に行った時間も含めて、たっぷり半日かかり、作業が終わった頃には暗くなっていました。その間にわたしは夕食の準備ができたのでちょうどよかったです。

 夕食はささやかながら、母の誕生日パーティーになりました。
 義妹の持ってきてくれたケーキのろうそくを吹き消しながら、母は
「ろうそく消すのは生まれて初めて」と、喜んでいました。

 思い切ってお願いしてよかった、と思いました。なんでもやってみるものですね。

南田
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2016年10月20日

腰痛の薬

DSC_0588.JPG
 私の父がまっすぐの姿勢で歩けなくなって1年くらいになります。腰痛がひどく、布団から起きてこられない日もあるほど重症でした。
 高齢なので老化と割り切れば良いのでしょうが、痛い痛いという声を毎日聞いて、家に籠ってぐずぐずしている父の態度は、他の家族の健康にも悪影響を及ぼします。
 少しでも楽になるといいなと思い、いくつかの接骨院や治療院を回りました。いろいろな本や記事も読み勉強しました。現在は、効果はあったような、ないような、はっきりしない感じが続いています。うんと痛い日もあれば、調子のいい日もあります。完治するのは無理でも、痛みと上手につき合って老後を少しでも和やかに暮らしてもらいたいと祈る昨今です。

 話は変わりますが、先週衣替えをしました。わたしは、着古したTシャツを捨てずに分解して、大掃除のときの雑巾として使うことにしています。
 今年の夏大活躍したグレイのTシャツを雑巾にしようと、いったんハサミを持ったのですが、手が止まりました。襟はすり切れ、脇には穴が空き、普通に着用するには、みすぼらしいTシャツですが、手触りはふわふわすべすべでとても心地良いのです。捨てるのが惜しいな、と考えました。
 はっと思いついて、雑巾の形に切るところを縦に長細く、帯状の布を4枚切り出しました。
 アイロンとミシンを出して、帯状に裂いたTシャツ地をネクタイのような形に縫い合わせました。

 寒がりの父親の首に巻く、襟巻きを作ったのです。試作の段階で父の首に巻いてもらうと、ぴったりのサイズでした。少し寂しいので、端の部分に刺繍をしてみようと思いました。古い刺繍糸を引っ張りだして、思いつきの模様を入れてみました。図案は出たとこ勝負、下絵も練習もなしのぶっつけ本番です。占いコーナーでお客様をお待ちしている間、思いのままに針を進めました。
 土曜日の閉店時には、柔らかでふわふわ、すべすべの手触りのオリジナル襟巻きが刺繍入りで完成しました。

 翌朝、ゆっくり起きてきた父にしてもらうと「暖かい」という感想でした。巻いたまま食卓に座っていたので、気に入ってもらえたのだなと分かりました。

 手作り襟巻きを一日首に巻いて過ごした夜、父から「今日は腰の痛みがまったくなかった」という発言が。
 また痛い日も来るのでしょうが、つかの間でもずっと父を苦しめていた腰の痛みが一瞬でも消え去ったということは、我が家にとっては画期的な出来事です。

 腰痛は気の病でもある、という説を本で知りました。毎日毎日「痛い」「それほど痛くない」「どこどこが痺れる」等々の愚痴を毎日聞かされているので、気分と痛みには関係があることも察していましたが、不安や悲しみが痛みとつながっているのだという確信を得た一コマです。
 うれしい体験や夢中になること、晴れやかな気持ちになることが、慢性の腰痛を忘れる一番の薬だというのは本当かもしれません。
 
 腰痛に苦しまれている方、もしくはそういうご家族がおられるかたのご参考になれば幸いです。

南田
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2016年07月03日

腕を振れば足は前に出る

 梅雨も半ば、気温も上がり、スロージョギングが辛い季節です。
 日が差すと午前中でも暑いので、出発できる時間は早朝のみという状況です。朝6時を過ぎると、家に戻ってこられるのが7時過ぎになってしまうので、朝の支度に間に合いません。5時台に出発できない場合、ジョギングはなし、となります。
 目覚ましは5時にセットしますが、就寝が遅かった夜の翌朝は音がなったことに気がつきもしません。運良く目が覚めて雨戸を開けても、道が雨で濡れていれば、速攻二度寝となります。
 いろんな事情で週3回の実行目標が週一となり、やがて、2週間も間が空いてしましました。

 今日こそ!と思うのですが、出かけられない日が続きます。1時間弱の運動タイムを作り続けるのは、こんなにも大変なことだったのか!先月の自分が偉く思えてきます。

 ある曇りの木曜日、午後にぽっかりと時間が空きました。
 今だ!走るチャンスだ!
 ジョギングシューズを履いて帽子をかぶり、ハンドタオルとお賽銭用の10円玉をポケットに入れ、思い切って家を出発しました。

 走り出すまで、勇気がいったこと!
 走り出して気がつきました。
 走ろうと思わなくても、腕を動かせば足は前に進むのです。
 腕を振り続けるかぎり、足は止まらないのです。
 当たり前のことなんですが、人の体の機能の不思議と、葛藤(←大げさ!笑)を乗り越えて再び走り始めることができた自分に少し感動を覚えながら、腕を振り続けました。

南田
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2016年05月15日

目標は「向上しない」

 引き続きスロージョギングの話題にお付き合いください。
 スロージョギングとは、ゆっくりゆっくり無理のない、おしゃべりできるくらいのゆるい速度で走るジョギングです。3月終わり頃から初めて、今まだ続いています。
 4月は8回、5月はすでに7回走りました。ゴールデンウィーク中は後半の天気が崩れなければ、もっと走れたかもしれません。
 週3回走れればよしとしています。週2回しか走れない週もありました。走りたくないときは無理をしないことにしています。

 普通の散歩のかっこうで、ポケットに10円玉とティッシュ、タオルと携帯を入れて家を出ます。携帯にはRunkeeperという、ランニング用のアプリを入れています。これは便利です。スタートのときボタンを押すと、毎回の距離と時間、消費カロリーを計って記録を残してくれます。

 ここのところ、わたしが一回に走るコースは1.9kmです。これを18〜19分で走ります。消費カロリーは99kカロリー。切りのいい2キロと100kカロリーでなく、「少し足りない位」でちょうどいいかな、と考えています。
 向上しないことを目標としています。欲を出して距離や運動量を上げないように、自分に言い聞かせています。
 なぜならば、できるだけいつまでも続けたいからです。
 上を目指すと、長く走れなくなったときに復帰するのが辛くなるのではないかな?と思っています。

 こんないい加減な心構えなのですが、効果が出ました。通算20回走った今日(総距離は38km!)、体重を計ったら1キロ減っていました。やった〜。ほんと少しですが増加し続けていた体重の上昇が止まっただけで◯です。

南田
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2016年04月02日

スロージョギング

 最近はまっていることがあります。それは「スロージョギング」です。
 近所の稲荷神社まで、週に3回くらい気晴らしに散歩に行くのがここ数年の習慣になっていたのですが、その途中に「スロージョギング」を取り入れています。

 きっかけは今年のお正月。TVで皇室の話題のビデオが放送されたのですが、天皇陛下が皇后陛下といっしょにスロージョギングされていたのです!
 天皇陛下といえば、私の父と同じ歳。心臓の手術をされた方なのに、ジョギング?
 びっくりして、インターネットで調べてみたら、ありました。スロージョギングの方法。
1 まず、ゆっくりゆっくり。走りながら話ができる程度のはやさ。息が上がるのは早すぎ。
2 かかとからおりない。足の指の付け根の方から地面に着地。ぺたぺたという感じに足を運ぶ。
3 姿勢は前のめりにならない。まっすぐ。
4 無理しない。10分ぐらいから初めて、全体で30分も走れば十分。途中で休みを入れたり歩きを入れても良い。一日のうちでで時間が取れないときは分けて走っても良い。

 わたしはものすごい花粉症で、この季節は鼻水が出っぱなし。両方の鼻の穴がずっと詰まっている感じだったのですが、、走り始めるとなぜか詰まってた鼻の穴がすーっと通るのが不思議です。今朝も20分くらいかけて1.7kmを走りました。
 走って神社までいって、お参りして、帰りはいつもどおり散歩しながら帰ってきます。
 笑っちゃうくらいゆっくりです。歩いた方が早いくらいです。

南田
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2015年10月26日

朝が来た

 10月初めにスタートしたNHKの朝ドラのおかげで、最近朝が待ち遠しいです。
 BS放送の7時半からと地上放送の8時からを2回つけて、朝の支度をしています。しゃべったり動いたりしているので、2回繰り返して流し見しても話が繋がらない日もあります。そんな日は夜11時からのBSの再放送を見て寝ます。(そのぐらいはまってます)ドラマのテンポのよさに大笑いし、「そうそう、そうだよなーっ、そういうもんだよなーっ」と、おおきく頷いて見てます。

 京都の裕福な商家から大阪の両替屋に嫁いだ女主人公「あさ」の物語です。最初の時代設定は幕末です。
 あさの結婚相手は仕事そっちのけで三味線のお稽古にばかり熱中しているようなぼんくら亭主です。親同士の約束で決められた結婚相手でしたが、味のある好人物です。「女に学問なんぞ必要無い」と言われて育ったあさが、商売に首を突っ込みたがるのを優しく許容して、応援します。
 素直に感じたままに行動し、商売に貢献を重ね、あさは両替屋のキーパーソンとしてのポジションを得ていきます。

 今週はちょうど、江戸から明治に時代が移り、多くの両替屋が倒産していく中、あさの嫁いだ両替屋はあさの機転で新しい時代への業を開いていく、というくだりをやっています。
 あさには姉がおり、やはり同じ大阪のいちばん大きな両替屋に嫁ぎます。姉の嫁いだ両替屋は時代の波に乗り損ね、姉一家は夜逃げをしなくてはならなくなります。
 姉妹の明暗で幕末という時代をわかりやすく描いていると思います。機転のあるなしで、大きく結果が変わるのは世の常なのですが、現代にも通じるいいセリフがたくさん出てきます。

 「新しい世の中に変わっていくのは、どこぞのだれかさんが一生懸命世の中を変えようとした結果なのだ」と言うあさの言葉が、家全体を「新しい時代にのっかる」方針に変えていきます。
 転機を恐れずに明るく迎え入れられるというのは、一つのすばらしい才だと思います。

南田
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2015年08月20日

実験!玄関に靴を置かない作戦

 我が家は3人しかメンバーがいないのに、玄関に多いときは6足も靴が出ている家族でした。原因は下駄箱が満杯だから。

 ある日、こんな話を聞きました。
「玄関の靴を片付けて一足も靴が出ていないといいんだって。なぜならば、玄関は、外と中をつなぐ通路だから。いい運を呼び込むには玄関に出しっぱなしの靴を片付けるのがいちばん!」
 本当かなあ。

 この話を家族にしまして、2〜3年の間に履いていない靴は処分しよう!ということになりました。下駄箱から靴をすべて出すときは気が重かったのですが始めてみると、わりと簡単にはかどりました。長い間履いていない靴は、カビが生えたり、皮が変色したり、中敷きや紐の部分がぼろぼろになったり、劣化が激しいからです。流行遅れもはっきりわかり、必要か不必要か、洋服を処分したときよりもずっと見分けやすかったのです。1時間ぐらいかけて10足近い古靴を処分できました。たたきに出ていた靴はサンダルや散歩用の運動シューズもすべて靴箱とラックに収まるようになりました。
 靴を脱いだら、靴は直ちにラックにしまうこと、が、我が家のルールになりました。

 面白いことがおこりました。片付けの次の日に外で一円玉を拾いました。その次の日にも別の場所で一円玉を拾いました。前日にも拾ったこと、忘れていたのですけど、2日もつづけて一円を拾うってなかなかあることじゃありません。これは玄関そうじしたおかげかなあ、なんて言ってたら、3日目、5〜6年ぶりで昔の職場の先輩から電話がかかってきました。易とは別部門のわりと簡単なお仕事をいただき、さっと納めることができました。ほんのちょっとですが入金があり、得してにこにこ。
 「財来たりて我につく」を速攻体感しました。玄関をスッキリさせたおかげに思えてしかたありません。それよりも、玄関ってものすごく目立つのだなあと実感しました。毎日、毎回通る場所がきれいになって目に入るのってうれしいものです。すごく気持ちがすっきりします。
 毎日なんだかちょっと気持ちが盛り上がらない、という方には、玄関に靴を置かない作戦、オススメですよ〜。

南田
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2015年06月01日

南房総路線バスの旅

 南房総に、ハイキングに出かけてみようと思い立ちました。
 モノレールの中でJRの時刻をタブレットで調べたら、外房線の特急は1時間に一本。乗り継ぎをする蘇我駅には、特急電車がちょうど数分の差で行ってしまった後に、着くことになるということがわかりました。
 そのとき突然「バス」というアイデアが閃きました。千葉駅で途中下車し、駅前の観光案内所に飛び込んで「安房鴨川に行きたいんですけど、長距離バスってなかったですか?」と聞いてみました。
 すると、5分後に駅前のロータリーから、南房行きの「カピーナ号」という路線バスが出るということ。
 乗り場まで急ぐと、バスにはもうすでに乗客が乗り込んでいて、スタンバイ。わたしが座席に落ち着くのとほぼ同時に発車しました。
 
 高速を降りて最初の停留所が「東京ドイツ村」です。久留里線に沿って進み久留里城を経由して、亀山湖の縁をしばらくなぞって、山あいの田んぼ地帯を抜けて南房総に出る、およそ2時間の道のりです。乗車賃は1850円。特急電車より1000円近くの節約になりました。

 海際を走る外房線の景色とはまた違った、のどかな古い町並みと房総の山奥を楽しむコースです。深い緑を抜けた後、最後の最後にぱあっと開ける海の景色もまた良いものです。
 終点で、また路線バスを乗り継いで、小さな山のプチトレッキングに挑戦してきました。
 帰りは安房小湊に出て、行きに利用するつもりだった外房線の上り特急に乗り帰ってきました。
 予報の雨はどこかに行ってしまって、ときどき晴れの曇り空。散歩にはちょうどいい天気でした。
 最近、旅や移動といえば家族がいっしょでした。がっつり調べてあらかじめ計画を完璧に決めてから出かける「あまり歩かなくてもすむ旅行」がほとんどだったのですが、久しぶりのきままな一人旅で爽快な気分になりました。

南田
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2015年05月03日

親片プロジェクト

 親の家や持ち物を片付けることを「親片」と呼ぶんだそうです。
「親の家を片付ける」という本を読んで、ものを捨てるにも多大な費用がかかることを知りました。
 連休の最初の日、築46年の古家の整頓をできるところからしようと思い立ちました。

 台所から取り組むことにしました。流し台や食器棚など、引き出しは全部で7箇所あり、その中をすべて開けて、いるものといらないものを分別してまたしまう、という作業に挑戦です。
 流し台の引き出しは、よく使うものはとりあえず手前に入れて、3分の1だけ引っ張り出して使用可能という状態でした。えいやあっと、開けてみてびっくり。どうやったら、こんなにものを詰められるのだろう?というくらいのものが発掘されたのです。

 卵を切るカッターやチーズカッター、レタースケール、タイマー、銀行や郵便局の景品のビニール袋セット、黄色いシミが出ているふきん、ビニールの口を挟んで締めるための留め具、ガスホースを止める金具、鍋の蓋のつまみ、電気のヒューズ、おたま、ナイフ、未使用の箸…など、昔の調理小物や、台所小物がぎっしり詰まっていました。缶切りは5つ、栓抜きは7つも出てきました。

 出てきたものをばーっと並べると、何十年も前にタイムスリップしたかのよう。昭和時代の道具のほとんどを処分するのに、ほぼ1日かかってしまいました。

 もうこれだけでへとへと。先は長いです。

南田
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2015年04月01日

桜の下で

 友人は海外に住んでいて、ご両親のために年2回帰省してくるのですが、今回はスケジュールのほとんどをご両親の病院への付き添いや、介護の方との面接に費やしていました。
 友人がご両親のお家のお掃除で疲れ切っている様子と、ご両親が家に閉じこもりきりだというのを聞いて、お花見ドライブを提案しました。

 せっかく桜の公園に行くのだからと思い、午前中、サンドイッチと海苔巻き、お赤飯などを近所の野菜直売所で買いました。買ったものばかりだけど、気分を出したかったので重箱に入れました。
 直売所で買った新鮮な菜の花を茹でて隙間に差し込んだら、それなりに美味しそうに見えます。
 お母様がコーヒー好きだと知っていたので、コーヒーを入れてポットに詰め、コップとお皿を紙タオルで包み、バッグに詰めました。古いゴザを物置から出して、車のトランクに積み込み、お迎えに出かけます。

 ご両親とも仲良くおつきあいいただいていた、割と親しい間柄でしたが、お目にかかるのは3年か4年ぶりです。お父様は私のことを覚えておられなかったので、友人はショックを受けていました。お母様は忘れているということはなかったのだけど、最初のうち表情は硬く、よそよそしい感じを受けました。

 おしゃべりしながら40分ぐらいドライブして、目的地の公園に着きました。
ぽんぽんに花が咲いている木の下を選んでゴザを引いて、お重を広げました。ご両親の驚いた顔を見て、重箱作戦は成功だな!と嬉しく思いました。
 電車に乗って、桜を見に行くことはあっても、こんなふうに木の下でお弁当を食べることは、何十年もしたことがなかったそうです。
 ご両親は食欲があまりない、とうかがっていたのですが、準備していったサンドイッチとお赤飯とお寿司をほとんど召し上がっていただきました。
 ポットのコーヒーをゆっくり飲む頃には、最初はだんまりだったお父様も、緊張されていたお母様も笑い声をあげておられ、桜の花は人の心をこんなにも柔らかく朗らかにするのだなあ、と思いました。

 それにしても車の運転って、すばらしい特技なんだと気がつきました。免許取っててよかったなあ。

南田
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2015年03月01日

引っ越しました!

 サロン・ド・ミネの先生たちみんなで新店舗にお引っ越しをしました。
 とっても明るく、おくつろぎいただけるスペースです。ぜひお寄りください!

 とっても不思議なことなのですが、移転の2週間前、冷蔵庫が壊れました。
 昨夏から、モーター音がだんだん大きくなっていくのを「もうちょっとがんばって!」と呼びかけながら使い続けていたのですが、2月のある日出勤したら妙に部屋の中が静か。冷蔵庫は動かなくなっていました。

 それから、移転の1週間前、店の外の電飾看板に人がぶつかって倒れ、看板は壊れてしまいました。この看板も新しいビルでは使えないということで、置いていくことが決定していたのです。
 なんだか道具たちも移転するのがわかっているみたい。役目を終えたのでした。

 引っ越しといっても2つの場所は3分くらいしか離れていません。椅子も棚もケースも書類も先生たちみんなで手持ちで運べます。甲州街道を横切り、東口と南口を何度も往復しました。
 わたしたち鑑定士は、出勤日が違うので、他の先生と顔をあわせることはめったにないのです。電話やメールでお話をすることはあっても、じかにお目にかかるのは何年かぶり。なんだか同窓会みたいなハイな気分になりました。そのおかけで、あっという間に運搬は終わりました。

 運び出したあとは、新店舗のクローゼットにいろんなものを収める作業。こちらのほうが大変でした。

 旧店舗にご来店いただいたお客様はお分かりかと思いますが、東口武蔵野館ビルのいままでのお店は、狭くてちょっぴり(…?)物が多かったのだけど、手の届くところになんでもしまってあったのがなかなか便利でした。

 このたびの新しい店舗はきちんと設計され、棚や収納が充実しています。
 ところが、収める場所がいろいろありすぎて、なにがどこにしまったのか、すでにわからなくなっています。慣れるまで時間がかかりそうです。

 新店舗も新宿駅の直ぐ近くです。JR新宿駅ですと、どのホームからも代々木方向の階段を上がっていただき、東南口を出ていただくのが便利です。ルミネを出ますと下に下りる階段があります。階段を降りて甲州街道の下をくぐると高島屋方向に出られます。高島屋の前に、ブティックやらカフェやらが並んでいます。その1本裏の小路。りそな銀行と4Cの間の細い道から出られます。ラーメン屋さんの斜め左に地下鉄の入り口看板があります。そこが新四curumuビルです。
 高島屋の食品売り場からは地下通路を通って「E6」出口を目指してください。雨に濡れずにおいでいただけます。
 お越しを心よりお待ちしております。
 
南田
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2014年08月26日

これがほんとの「新聞小説」

 峰先生から、東京新聞掲載の新聞小説、五木寛之作「親鸞 完結編」を貸していただけることになりました。
 受け取ってびっくり!

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 ビニールの袋に詰め込まれた切り抜きの束!
 峰先生は一年以上も毎日、一日も書かさず切り抜いて、束にされたのでした。
 新聞の切り抜きの状態で小説を一本通して読むなんて、初めての体験です。

 1回1回がちょうど良い長さです。1日分のどこかに必ず盛り上がる場所があり、本になった小説を読むよりずっと楽しいし、飽きない、疲れない。眠くなることもないから、話の流れが強く頭に残ります。登場人物たちが目の前にいて、その人が語るのをすぐ隣で聞いているみたいな錯覚に陥ります。
 わたしはお借りしたものをまとめて読み進んでいますが、毎回少しずつ話が進行するのは、NHKの朝のドラマと同じみたいに、毎日毎日はらはらで、次回が楽しみだったのだろうな、と察せられました。

 ただこの切り抜き、さすがに持ち歩いて読むわけに行かないので、じっとしている日にまとめて読もうと思うと、100回目以降はなかなか進みませんでした。けれど、いったん読み始めるとぐんぐん進み、夢中で読み終わりました。ものすごい味わい深い一作でした。

 心に残った親鸞さまのセリフです。

「人はみずからの計らいを越えた大きな力によって左右されることがある。こうしようと願ってそうできるとか、ああしまいと決めて避けられるかというものではない。絶対にこれだけはやめようと誓いつつも、そこへ入り込むこともある。

 だから、善人、悪人などと人を簡単に分けて考えてはならぬ。」(あんまりにも感動して新聞小説より抜き書き。字が原文とは違っているかもしれないです)

 運がいいとか悪いとかいいますけど、だれしもひたすらに、生まれたときから決められた道を歩いている。不安の中にさす光を頼りに、自分の前に伸びる道を懸命に進むしかないのが、私たちの人間の業なのですねえ。

南田
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2014年05月17日

みつめのぼたもち

友人に初孫が誕生しました。
「うち、甘いものが苦手なの、手伝ってよ」と、お祝いの箱に入ったお菓子をいただきました。
大きめの白木の折り箱のふたをとると、ふつうのおはぎの3〜4個分はあるかと思われるほどの大きなぼたもちが、3つ。ぼよよ〜ん。
あんこの固まりでお重を敷き詰めたよう。驚きました。
まんまるというより、くっつき合っておにぎりみたいな形に押し込まれたぼたもちは、ちょうどお母さんのおっぱいみたいな形です。
「みつめのぼたもち」というそうです。

いっしょに入っていた説明書きを読むと、「みつめのぼたもち」は茨城〜関東地方の古い風習なんだそうです。母乳がよく出るようにとの願いをこめて、子供を産んで3日目に妊婦が食べる縁起物。産院などへのお礼にも配るみたいです。

いただいたのは夜10時ごろだったので、それからいただくわけにはいかず、翌朝、朝食代わりに、大きなぼたもちをほおばって仕事に出かけました。小豆と餅米は栄養価が満点。この日は一日、パワー全開で仕事しました。

南田
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2014年02月11日

スノースノー

 東京〜関東でも雪が積もりました。
 道路事情は大混乱で月曜日、小学校では給食の材料が届かないので、まさかのお昼なし!という状況になったそうです(千葉県内での話)。近所では、車のガレージの屋根がつぶれ、お気の毒なお宅もありました。

 日曜の朝は雪かきで休日が終わってしまいました。
 いろんな家族がみんなで協力して仕事しました。ふだんはお目にかからない方ともご挨拶できたのは思いのほか楽しかったです。和気あいあいと作業していたときは元気だったのですが、終わる頃には手のまめが潰れ、腰はよろよろに。老人世帯である我が家と空き家のお隣と風邪をこじらせたお向かい、2.5軒分の道を通れるようにしなくてはならなかったから、思ったより時間がかかりました。

 両腕と腰に筋肉痛がまだ残っています。2日経った今日もロボットみたいにぎこちなく動いてます。あー、痛い。
 雪国で暮らされている方々のご苦労を身近に感じました。それにしても、これしきの雪でこんなにもぼろぼろになるなんて情けないです。

南田
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2013年02月02日

七福を食べる行事

 節分は立春の前日にあたります。節分の行事といえば「豆まき」ですが、スーパーやコンビニでは最近、「恵方巻」の旗の方が目立ちます。
 もともとは大阪が発祥。商人たちの間の古いしきたりのアレンジらしいです。大阪の海苔の問屋さんの組合が販売促進のために宣伝し始めたのがイベント化の始まりだそうです。
 節分の夜にその年の恵方に向かって願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじりする。なんともユニークなイベントはすっかり行事化してきました。
 食べるときは「無言で」とか、「目をつむりながら」とか、「笑いながら」とか、ルールがいろいろあるのが面白いですね。
 今年はいろんな太巻きが登場してテレビを賑わせています。海苔の部分に「合格!」という文字をいれているバージョンや、海苔の代わりに金箔を巻いた豪華版も登場したのを見て驚きました。太巻きの具材は「七福を巻き込む」というしゃれた理由で7種類。太くなるわけです。
 お寿司だけでなく、ロールケーキバージョンもあって、海苔の代わりにチョコレートのクレープが巻かれていました。日本人の工夫心というか、お祭り盛り上げアイデアってすごいなあと関心しています。
 恵方巻きはカットしないで一気に食べるのが正しいそうです。なぜなら「縁を切らないため」。今年の恵方「丙(真南と南南東の間くらい)」を向いて、ぱくり。
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2012年01月01日

あけましておめでとうございます。

ことしもどうぞよろしくお願いいたします。よい1年になりますように!
たいへんなことが重なった昨年でしたが、良い発見もたくさんありました。
まず、普通の時間のすばらしさを知ったこと。それから、日本全体じゅうの人の強さがわかったこと。
新しい研究やいい文化がたくさん進んだこと。大切なものの優先順位がわかりました。

明るい笑顔がいちばん。笑っていられるって、ほんとすごい。すごい幸せです。
笑いたいときも、泣きたいときも、ため息をつきたいときも、ゆっくりしたいときも、疲れたときも、今年もサロン・ド・ミネにどうぞ!
お待ちしています!
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2011年12月13日

わたしの月食

土曜日は月食でしたね。みなさんはご覧になりましたか?
わたしはなんとしたことか、先週風邪を引いておりました。土曜日は出勤日だったのですが、少し早めに店じまいをさせていただき、いつもより1本早いバスで自宅に帰らせていただくことにしました。

その日が月食だったと気がついたのは、バス停から家に帰る途中、上を向いて立ちんぼうをしている近所の方に挨拶をしてからです。
あ、月食!と思って、空を見ると……。

なんと9時頃から千葉県北部には雲が出たのです。

ぼんやり明るい雲があって、あの雲の向こうに月があるのだとわかりました。
きっと半分くらいは欠けてるんだろうな。でも、なにも見えません。
ところどころ雲がまだらで、たった今まで空があった感じです。

ふだんなら、悔しがったはずです。
けれど、この日、わたしは風邪気味でした。

「きょうは月食はなし。ゆっくり眠りなさい」
そう空が言っているものと解釈して、熱っぽくてだるい体をがんばって家まで運んで、ベッドに直行しました。おとなしく。
おかげで元気になりました。

南田
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2011年10月18日

Stay hunegry. Stay foolish.

 アップルのコンピューターを考案したスティーブ・ジョブズさんが、亡くなられました。生前、アメリカのスタンフォード大学の卒業式の演説で学生に贈った祝辞が話題になっています。
 「貪欲であれ 愚かであれ」
(この演説は YouTubeで聞くことができますよ。すばらしい内容なのでぜひ!)
 スティーブさんは、大学を1年生のときに中退しています。学籍を失ったのちも大学寮の友達の部屋に居候して、正規の学生のときは受けることができなかった講義に潜り込んで聞いた講義で得た知識が、後にコンピューターを開発するときの技術に直接役立った、と語っています。
 どんな経験も無駄にならない。自分の心を信頼してあきらめるな!
 一生いい仕事をし続けたジョブズさんの言葉にココロを打たれた私は、ある日、家族で食卓を囲んでいるときに、この演説のことを話題にしました。

 意外にも、「知っている!知っている!」とうれしそうに食いついてきたのは私の父でした(1933年酉年生まれ)。
 「すてい、はんぐりー、すてい、ふーりっしゅ、だろ?それ、おれだよー。おれのことだよ。」
 「?」
 「おれはさー、いつも腹がすいているし、いつもばかなことばかりしてるだろー?」
 「………」

 ジョブズさんは、そういう意味で言ったのではないんだろうけど……。そう言われたとき、偏屈者の父がいつもよりちょっぴり立派に思えたから、言葉って不思議です。まあ、体と頭が柔らかいのはいいことですよね。

南田
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2011年08月20日

信じるってすごい

 休憩のついでに立ち寄ったジュンク堂さんで、変わったタイトルに引かれて手にした本です。

「日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人」
(三輪康子 ダイヤモンド社)
 歌舞伎町の某有名ホテルの女支配人の奮闘記です。
 ホテルに勤めた経験もない作者が、いきなり新宿歌舞伎町の店の支配人として赴任した当時、そのホテルはマフィアたちが定宿として最上階を占拠しているような店だったそうです。スタッフの誰もが辞めたいと思っていたとあります。作者の三輪さんは、そんな店を稼働率90%以上という繁盛店に変えました。

「怒鳴り散らす人に向かって、やさしさでお返しする」
 ここにこうして抜粋すると単純に見えますが、ものすごい緊張した時間が描かれています。
 ヤクザさんたちとのやり取りのセリフがテンポよく盛り込まれていて、調子良く読めます。飾らない言葉の肩の凝らない読み物なのだけど、リアルなエピソードにすーっと引き込まれて、ジーンと感動。えらく元気がもらえます。
 なるほど、こんな人が上司なら従業員も一致団結して、がんばってついていくでしょうね。職場で働く人たちの困った顔やほっとした顔が浮かびます。支配人のお手柄や業績よりも、がんばりによって職場の空気がだんだん変わっていくくだりと、周りの従業員と信頼感で結ばれている様子がいちばんぐっときたところです。
 ノンフィクションながら、さわやかなエンターテイメントでした!

南田
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